研究課題/領域番号 |
16J03529
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
中村 圭太 横浜国立大学, 都市イノベーション学府, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2017年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 土壌汚染 / NAPL / 多相流 / 圧力-飽和度関係 / Leverettの仮定 / 特性曲線 / 有限要素法 / 多相浸透流 |
研究実績の概要 |
地盤内の水-NAP-空気3相の浸透問題において重要な役割を担う3相の圧力-飽和度関係について、熱力学に基づいた定式化に取り組み、不飽和土中に存在するNAPLをNAPLの種類に依らず、より精度良く評価可能な圧力-飽和度モデルを提案した。これまで圧力-飽和度関係は、Leverettの仮定に基づき、水-空気の相互作用を無視してモデル化されてきた。本仮定は、既往の2相系における圧力-飽和度モデルをそのまま組み合わせて用いることが出来るため、簡易的な3相の圧力-飽和度モデルとして、数値解析により水-NAPL-空気3相の浸透問題をシミュレートする際に広く用いられてきた。しかし、NAPLの飽和度が比較的低い場合や、拡がり係数が小さいNAPL(界面張力の大きいNAPL)では、本仮定が破綻することが実験により確認されており、実務に適用する際は地盤内に存在するNAPLの飽和度を過小評価する恐れがあった。 これに対して、本研究では熱力学的観点から考察を行うとともに、中間流体圧係数(水-NAPL-空気3相混合の土中において、NAPLが他の流体を支配している度合を表す)を用いてこれまで無視されてきた水-空気の相互作用を適切に考慮する手法を提案した。本手法の妥当性の確認は、界面張力の異なるNAPLを用いた既往のカラム試験と定性的・定量的に比較することで行った。本手法の提案により、これまで再現出来なかった不飽和土中に少量存在するNAPLをNAPLの種類に依らず、正確に捉えることが出来るようになった。
|
現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|