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カーバメートおよびウレアを活用した環境調和型触媒反応の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16J03816
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 化学系薬学
研究機関九州大学

研究代表者

野下 めぐみ  九州大学, 大学院薬学府, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2017年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード加水分解 / アミド / カーバメート / ウレア / 触媒
研究実績の概要

アミドやカーバメートなどのアミド様化合物はアミンの保護基として用いられる。しかしこれらアミド様化合物は非常に安定な構造を有するため、その切断には厳しい条件を必要とし、適用可能な基質に制限があった。この背景を踏まえ、本研究ではより温和かつ環境調和性に優れたアミド様化合物の切断法の開発を目的として、触媒的加水分解反応の検討を行った。
昨年までにカーバメートにおける加水分解について初期検討を行ったが、いくつかの金属塩において活性を見出すことができなかった。一方で、8-アミノキノリンアミドの加水分解について種々検討した結果、ethylene glycol溶媒中、Zn触媒を用いることで最も良い反応性を見出した。
これまでの最適条件において反応性は未だ不十分であるが、芳香族性、脂肪族性どちらのアミン由来のアミドも低収率ながら加水分解が進行することを確認できた。特にBr基を有する基質は、既存の酸化的付加を利用したアミドのエステル化反応ではではAryl bromideとの副反応が進行し得る基質であるが、本反応では副反応は確認できなかった。また、これまでに報告されている触媒的加アルコール分解でも切断困難な脂肪族性のアミン由来のアミドもわずかながら切断することができた。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Diethylenetriamine-Mediated Direct Cleavage of Unactivated Carbamates and Ureas.2016

    • 著者名/発表者名
      M. Noshita, Y. Shimizu, H. Morimoto, T. Ohshima
    • 雑誌名

      Org. Lett.

      巻: 18 号: 23 ページ: 6062-6065

    • DOI

      10.1021/acs.orglett.6b03016

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Hydrazine and Diethylenetriamine Mediated Direct Cleavage of Unactivated Amides, Carbamates, and Ureas2018

    • 著者名/発表者名
      Megumi Noshita, Yuhei Shimizu, Hiroyuki Morimoto, Takashi Ohshima
    • 学会等名
      254nd American Chemical Society National Meeting & Exposition
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] ジエチレントリアミンを用いた カーバメートおよびウレアの切断反応の開発2017

    • 著者名/発表者名
      野下めぐみ, 清水悠平, 森本浩之, 大嶋孝志
    • 学会等名
      日本薬学会第137年会
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2017-03-24
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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