研究課題/領域番号 |
16J04736
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
松平 けあき 上智大学, グローバル・スタディーズ研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 日系アメリカ人 / 従軍 / ハワイ / トランスナショナル / 二世 / アジア太平洋 / マイノリティと戦争 / 従軍経験 / オーラル・ヒストリー / 進駐軍 / 朝鮮戦争 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、日系アメリカ人二世の従軍経験について、アメリカの「ナショナル・ヒストリー」との関係性から捉えることと、そこからは見えないトランスナショナルな意味を捉えることである。2017年度は、後者のトランスナショナルな側面にフォーカスしてハワイ出身の日系アメリカ人二世のアジア太平洋従軍経験について多方面から研究を進め、国内外における調査、学会発表、論文の投稿をおこなった。 第一に、これまでアジア太平洋従軍経験のある日系二世退役軍人に聞き取り調査をおこなってきたが、2017年度の調査では二世兵士の妻として日本に滞在した経験を持つ日系二世の女性にも聞き取りをおこなった。女性の視点を含めることは、日系二世の従軍経験に関する考察が男性中心主義に陥らないために重要であると考えた。聞き取りでは、米軍基地外における日本社会との相互作用、日常生活について語られた。成果を学会報告および投稿論文として発表した。 第二に、日系二世のアジア太平洋従軍に関する博士論文を執筆するにあたり全体の構成、フレームワークを決定した。本研究は日系二世の従軍経験がアメリカに貢献した「英雄物語」として捉えられていたり、日本に進駐した二世が日本人を助けた「日米の懸け橋」として捉えられている側面とともに、従軍経験者の語りから多様性や複雑性を明らかにしようとするものである。そのためにマクロな国際関係の変化のなかに従軍した日系二世個人を位置づけ、従軍したローカル社会における相互作用を考察している。二世が従軍したローカル社会として、第二次世界大戦中から米軍占領期の沖縄に着目し、沖縄県公文書館における資料収集などをおこない、研究を進めた。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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