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古代日本における陰陽道の宗教学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16J05192
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 宗教学
研究機関東京大学

研究代表者

馬場 真理子  東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2016年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード天文道 / 西洋天文学 / 陰陽道 / 暦道 / 賀茂氏 / 暦 / 術数 / 賀茂在方 / 暦林問答集
研究実績の概要

2017年度の研究計画では第一に、2016年度の研究に引き続いて陰陽道及びその関連分野(天文道・暦道)における術数の展開を追うことを予定していた。この点について、2016年度は古代から中世にかけての変遷を追ったが、2017年度は近世にまで視野を広げて研究を行った。その結果、古代以来密接に結びついていた天文占や暦注などのいわゆる「迷信」的な部分と数理に関わる部分が、近世における西洋天文学の導入を受けて峻別されるようになったこと、しかしその過程で中国・日本における「伝統的」な思想と西洋天文学を擦り合わせるための多様な努力がなされたことなどを明らかにした。この成果は2018年3月にシカゴ大学との合同ワークショップにて発表し、学際的な視点からの指摘・助言を受けることができた。また、大阪市において資料調査を行い、古代から近世にかけての天文道に関する資料を収集した。
2016年度の反省として中国における術数との比較ができなかったことを挙げていた。これについては、古代中国の堪輿との比較検討を進めるため、前段階として同テーマに関わる英語論文の翻訳を行った。当該翻訳は『中國出土資料研究』に掲載される予定である。
加えて、宗教学的な視点での研究が進められなかったことも2016年度の反省点であった。2017年度は「聖なる時間と俗なる時間」という宗教学における重要なテーマに本研究を接続させたいと考えていた。したがって古代から近代にいたる「聖」概念の展開を追った。その成果をまとめた論文は2018年度中に思想誌『nyx』に掲載される予定である。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 空虚な「聖なるもの」2018

    • 著者名/発表者名
      馬場真理子
    • 雑誌名

      nyx

      巻: 6

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 堪輿――詞和時辰的選擇2018

    • 著者名/発表者名
      マイケル・ローウィ著、名和敏光・馬場真理子訳
    • 雑誌名

      中國出土資料研究

      巻: 印刷中

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 暦の「正理」 ー『暦林問答集』における暦注の解説を中心にー2017

    • 著者名/発表者名
      馬場真理子
    • 雑誌名

      東京大学宗教学年報

      巻: 34号

    • NAID

      120006345179

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 平安期陰陽師の天文解釈とその周辺(日本宗教学会での発表要旨)2017

    • 著者名/発表者名
      馬場真理子
    • 雑誌名

      宗教研究

      巻: 90巻別冊 ページ: 327-328

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] The Encounter between European Astronomy and Early Modern Japan2018

    • 著者名/発表者名
      馬場真理子
    • 学会等名
      The Fifth University of Tokyo / University of Chicago Graduate Student Japan Studies Workshop
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 平安期陰陽師の天文解釈とその周辺2016

    • 著者名/発表者名
      馬場真理子
    • 学会等名
      日本宗教学会第75回学術大会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都・新宿区戸塚町)
    • 年月日
      2016-09-10
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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