研究課題/領域番号 |
16J05198
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
秋保 亮太 九州大学, 人間環境学研究院, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | チームワーク / 共有メンタルモデル / 暗黙の協調 / チーム学習 / チームの振り返り |
研究実績の概要 |
本年度は,昨年度までの実験結果を踏まえつつ,実際の産業・組織現場を対象に調査を行い,実験・調査の両側面より総合考察を加えた。これまでの実験結果から,暗黙の協調はチームの振り返りを繰り返し行うことによって徐々に実現されることが示されてきた。しかし,チーム学習が暗黙の協調へと結び付く具体的な影響過程に関しては十分に明らかにされていない。この点に関連して,Van den Bossche et al. (2011)は,チーム学習によってメンバーが活動への取り組み方を共有し,互いに行動を予測し合えるようになり,結果円滑な協調を発揮できる可能性を示唆している。そこで本年度は,以上の議論より想定される影響過程について実証的に検討した。 日常的にチーム単位での活動を必要とする職業に就く者を対象にウェブ上で調査を実施した。調査協力者に対して,チームの学習活動 (内部学習,代理学習),認知共有,暗黙の協調について測定を行った。測定した変数間の影響過程について検討するため,構造方程式モデリングを実施した。仮説に基づいて立てたモデルは十分な適合度を示し,「チームの学習活動→認知共有→暗黙の協調」という影響過程の妥当性が概ね確認された。特に,代理学習が暗黙の協調へ及ぼす効果は,認知共有によって完全に媒介されていた。 以上より,実際の産業・組織場面において,チームの学習活動によってメンバーの認知が共有され,ひいては暗黙の協調へと至る可能性が示された。これまでの実験結果が産業・組織場面において再現されただけでなく,チーム学習がチームワークへと結実する具体的な影響過程についても明らかになった。これらの成果は,国内の学会において公表された。 また,シティズンシップ教育に関する質問紙調査を共同研究で実施した。これらに関連する成果は,学術雑誌およびフォーラムにおいて公表された。フォーラムでの発表は奨励賞を受賞した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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