研究課題/領域番号 |
16J05232
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
多久和 理実 神戸大学, 国際文化学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 科学史 / 技術史 / 実験 / 光学 / イタリア / イギリス / ニュートン / 物理学史 / 光学史 / 17世紀 / 実験技術 / アイザック・ニュートン |
研究実績の概要 |
本研究は、科学先進国であったはずのイタリアが17世紀半ばを境にイギリス、フランス、ドイツのような国々に後れを取った原因を、光学分野から解明することを目的としている。研究方法としては、史料の収集・分析を行う歴史学的手法と、当時行われた実験のシミュレーション・再現を行う考古学的手法という二つの方法を組み合わせる。歴史学的手法と考古学的手法を組み合わせることによって、17世紀半ばにイギリスを中心とする国々からもたらされた理論の発展と実験技術の進歩のうち、どちらがイタリアにとってボトルネックになっていたのか判定することを目指す。 平成29年度はまず4月にパリ天文台図書館を訪問し、17世紀フランスの光学機器と光学実験の記録について調査した。また同じく4月にはロンドン王立協会図書室およびケンブリッジ大学図書館を訪問し、アイザック・ニュートンの光学実験に関する記録を収集した。これらの調査からわかった機器のデータを利用して実験のシミュレーションを行い、7月にリオデジャネイロで開かれた国際科学史技術史会議において発表した。 歴史学的手法を用いた調査としては、特に「決定実験」という概念に注目して系譜と用例を調べた。その成果を、まず6月に日本科学史学会年会において発表した。その後、さらにフランシス・ベイコンについての調査を加えて、論文として『技術文化論叢』誌に投稿した。この論文は受理されて掲載許可を受けており、4月に印刷される予定である。 以上の内容および平成28年度までの調査を踏まえて、博士論文「アイザック・ニュートンの光学研究における実験の役割」を提出し、3月7日に論文発表会を行った。最終審査は平成30年5月に実施する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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