研究課題/領域番号 |
16J05914
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
高田 雅士 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2017年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 日本近現代史 / 文化運動 / 史学史 / 地域史 / 歴史教育 / 国民的歴史学運動 / 1950年代論 / 文化運動史 |
研究実績の概要 |
平成30年度は、これまで進めてきた地域における国民的歴史学運動に関する個別具体的な研究を、より広い枠組みのなかに位置づけ、整理する作業が中心となった。 ひとつは、1950年代の文化運動に関する研究動向を整理し、国民的歴史学運動に関する自らの研究を位置づけた作業である。1950年代の文化運動に関する研究は、2000年代以降、歴史学のみならず、社会学・文学などの視角から急速に検討が進められた。こうした他分野にまたがる研究成果を整理し、「1950年代の文化運動をめぐる研究動向」(『年報・日本現代史 23 新自由主義の歴史的射程』現代史料出版、2018年)という論文にまとめた。 もうひとつは、国民的歴史学運動が1955年の「挫折」以降、歴史研究者や歴史教育者のあいだでどのように語られてきたのか、その変遷についての整理をおこなった研究である。この成果は、「国民的歴史学運動を問うことの可能性」(『新しい歴史学のために』293号、2018年12月)という論文にまとめた。 また、研究代表者がこれまで進めてきた京都府南山城地域における国民的歴史学運動について、運動経験者たちの「その後」を追いかけた検討も現在進めている。具体的には、ポスト高度成長期における城南郷土史研究会や奥田修三の取り組みに注目し、地域における文化財保存をめぐる住民運動と、それを担った人びとの歴史意識に関する調査・研究である。この時代は、当事者がいまだ存命であり、聞き取りをともなうフィールドワークが有効である。聞き取りも含めた調査・研究を進め、今後、成果としてまとめていきたいと考えている。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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