研究課題/領域番号 |
16J07159
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 東京大学 (2018) 慶應義塾大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
植松 明子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | マーモセットMRIデータベース / 画像処理パイプライン / ヒト臨床応用 / 画像解析パイプラインの確立 / データの公開 / 脳発達 / 高磁場MRI / DTI / マーモセット |
研究実績の概要 |
当研究課題は、ヒトに比較的近い家族性、社会性をもちヒトに対応づけられる動物モデルであるコモンマーモセットを用いて、記憶や情動に関連する大脳辺縁系の脳発達における形態変化をMRI装置から得られる画像によって解明していくことである。本年度は、引き続き小動物用超高磁場MRI装置(Bruker社・7T/9.4T)で継時的MRI画像データの拡充をはかり、現在までに生体では370時点以上(7T=205, 9.4T=172)、標本では胎生期から亜成体期まで計20以上(9.4T=28)の発達データを撮像している。データ量が充実したことにより、マーモセットに適した縦断データ用の画像前処理パイプラインを完成させ、データ解析における効率化、再現性を高めた。さらに生後1ヶ月以前の生体データを取得することに成功。生後2週間、3週間、4週間の早期発達段階の解析を行い、これまで生後1ヶ月~18ヶ月齢データから統計学的に算出した辺縁系発達曲線に、これらのデータを追加し発達解析の拡充をおこなった。この早期発達データ解析に関しては、現在論文投稿にむけてすすめている。加えて各々の週齢・月齢の標準脳画像を7T、9.4Tデータそれぞれで作成。これにより、今後発達障害モデルのデータ等、比較したいデータを取得した場合、年齢ごとに参照脳として比較可能となった。 また、これまでの研究で開発した縦断画像データの解析方法をAMED国際脳プロジェクトの一部である「健常から疾患に至る脳画像等の総合的解析研究」に適用・応用させ非ヒトで得られた知見・画像処理技術を活かし、ヒト臨床データ解析へとつなげた。これによりヒト代替モデルとして多くの研究で利用されてきているマーモセットとヒトのMRIデータを同一手法での解析を可能とし、非ヒト霊長類とヒトとの橋渡し研究にも貢献した。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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