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スピン自由度を持つボーズ粒子系の数理物理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16J07430
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 数理物理・物性基礎(理論)
研究機関東京大学

研究代表者

曽 弘博  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード冷却原子
研究実績の概要

本年度の研究では、スピン自由度を持った量子多体系として最も基本的なものの1つである、spin-1 Bose-Hubbard modelにGutzwiller近似を適用した数値計算を行い、絶対零度と非零温度での相図を明らかにした。主な結果は以下の通りである。
・絶対零度の相図:外部磁場がない系ではMott絶縁体相と超流動相の2つの相のみが見られたが、外部磁場下では、Mott絶縁体相に加えて、2つの超流動相が見られた。1つは磁化がない相であり、これを対応する連続系(光格子がない系)の場合の用語法に倣ってpolar相と呼ぶ。もう1つは外部磁場に対して垂直な磁化を持つ相であり、同様に、これをbroken-axisymmetry相と呼ぶ。
・絶対零度の相図:2つの超流動相間の相転移は、87Rb(スピン依存相互作用が弱い)に対応するパラメーターでは連続であったが、7Li(スピン依存相互作用が強い)に対応するパラメーターでは不連続になることを見出した。この系に対応する連続系(光格子がない系)では、対応する2つの超流動相間の相転移は連続であり、大きく異なる。
・非零温度の相図:7Liに対応するパラメーターと十分低い温度に対しては、絶対零度の場合と定性的に同様な相図が得られた。特に、2つの超流動相間の不連続な相転移が見られた。温度を上げていくと不連続相転移の領域は縮小することが分かった。
以上の結果に基づき、実験的にこの不連続相転移を観測するために必要な条件についても考察を行った。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Phase transitions in the ferromagnetic spinor Bose-Hubbard model under an external magnetic field2016

    • 著者名/発表者名
      Kohaku H. Z. So, Masahito Ueda
    • 学会等名
      CEMS Topical Meeting on Cold Atoms
    • 発表場所
      理化学研究所(埼玉県和光市)
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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