研究課題/領域番号 |
16J07884
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小寺 里枝 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 芸術諸学 |
研究実績の概要 |
本研究は、20世紀フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェの芸術理念と造形実践を、同時代パリにおける芸術・文化・思想をめぐるダイナミズムのなかで明ら かにするものである。デュビュッフェが本格的な画家活動を開始した1940年代からもっとも精力的に制作をおこなった1950年代の造形作品(絵画、リトグラフ、 デッサン)および記述(書簡、芸術論考、アトリエ帖等)を分析・考察の中心対象とし、これらをデュビュッフェがパリに出た1918年から大回顧展が開催された1960年までのフランスにおける、美術、文学、哲学をめぐる多様な状況のなかで再検討した。 最終年度となった本年度前半はスイス・ジュネーヴ大学を拠点に、後半は京都を拠点に研究課題を遂行した。本年度の具体的な成果としては、以下2点である。 1)第二次世界大戦直後のデュビュッフェによる絵画制作技法〈厚塗り〉を20世紀前半~半ばフランスにおける思想や文学の諸相のなかで再検討した論文を学術誌『美學』へ掲載した。2)デュビュッフェによる造形作品の争点となっていた「現実へのまなざし」、つまりレアリスムの問題が顕著にあらわれる1950年代後半の作例を分析・考察した成果を名古屋大学にて開催された国際シンポジウムにて口頭発表し、美術史、文学、思想史等諸分野の研究者らと議論を深めた。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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