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ムスクの香りの認識機構とムスク受容体の生理効果の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16J09029
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 応用生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

悪原 成見 (2017-2019)  東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

佐藤 成見 (2016)  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2017年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードムスク / 遺伝子多型 / 嗅覚受容体 / ヒト / 官能試験 / 順応 / マウス / 内在性リガンド
研究実績の概要

採用期間である令和元年9月30日までの研究実績を示す.
・ムスクの香りの受容体の遺伝型と匂いの感じ方の関連
これまで,培養細胞を用いた実験により,同じムスクの香りをもつ匂い物質であっても受容体の応答性が異なることを示してきた.さらに,ヒトに実際に匂いを嗅いでもらう官能試験の結果から,主要なヒトムスク受容体の遺伝型と,あるムスク香料の検知閾値や匂いの強度に有意に差が見られた.このことは,ヒトのムスクの匂い感覚の違いを,受容体レベルの応答性の違いから説明できることを意味している.また、本年度新たに、遺伝的に連鎖するリガンドの異なる2つの受容体について、一方の受容体に対する匂い感度を調査することで他方の受容体に対する感度が予測できるのではないかという仮説を立てて実験を進めている。結果が出次第解析を行い,国際誌に論文を投稿する予定である.
・ムスクの香りの交差順応現象
前任者により官能試験で示された交差順応が起こるムスク香料の組み合わせについて,培養細胞を用いた実験を行い,主要なヒトムスク受容体がこれらのムスク香料において脱感作を起こすことを示した.また,ムスク受容体が応答しない香料についても同様の実験を行い,これらの香料の組み合わせにおいては受容体の脱感作は起こらないことも示した.このことから,ムスクの香りの交差順応については,その受容体の脱感作による影響が大きいことがわかった.現在,ムスク以外の香料について,同様の実験で交差順応現象を検証している.

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 産業財産権 (1件)

  • [国際共同研究] Monell Chemical Senses Center/Rockefeller university(米国)

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [国際共同研究] Monell Chemical Senses Center(米国)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [国際共同研究] モネル化学感覚研究所(米国)

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [国際共同研究] Monell Chemical Senses Center(米国)

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] Ligand specificity and evolution of mammalian musk odor receptors: the effect of single receptor deletion on odor detection2016

    • 著者名/発表者名
      Sato-Akuhara, N., Horio, N., Kato-Namba, A., Yoshikawa, K., Niimura, Y., Ihara, S., Shirasu, M.*, and Touhara, K.*
    • 雑誌名

      The Journal of Neuroscience

      巻: 36 号: 16 ページ: 4482-4491

    • DOI

      10.1523/jneurosci.3259-15.2016

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [産業財産権] ムスク系香料のスクリーニング方法2017

    • 発明者名
      東原和成、白須未香、吉川敬一、高井佳基、佐藤成見
    • 権利者名
      東原和成、白須未香、吉川敬一、高井佳基、佐藤成見
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2017
    • 取得年月日
      2019
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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