研究課題
特別研究員奨励費
ネムリユスリカの無代謝休眠における遺伝子発現ネットワークの解析ほとんどの生物は、水がない状態で生存することは不可能であるが、ネムリユスリカをはじめとする一部の生物は、乾燥に対する適応戦略として無代謝休眠を行う。無代謝休眠の状態では、生体はカラカラに干からびた状態になり(代謝は停止している)、乾燥をはじめ様々な環境ストレスに対する耐性を獲得する。本研究では、ネムリユスリカの無代謝休眠過程のメカニズムを明らかにするため、無代謝休眠過程で発現調節される遺伝子とその制御機構を明らかにすることを目的としている。本年度は、ネムリユスリカの培養細胞を実験に用い、ネムリユスリカの培養細胞で外来遺伝子を発現・サイレングさせる実験系の構築を行った。これらの実験系の構築は、ネムリユスリカを用いた無代謝休眠の研究で広く利用できることが期待される。
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件)
Current Opinion in Insect Science
巻: 19 ページ: 16-21
Extremophiles
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FEMS microbiology letters
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