研究課題/領域番号 |
16J10043
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
分子生物学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤田 理紗 早稲田大学, 理工学術院, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | セントロメア / CENP-A / CENP-B / クロマチン / CENP-Aヌクレオソーム / ヌクレオソーム |
研究実績の概要 |
細胞分裂期における染色体の均等分配には、セントロメアの正常な形成が必要である。セントロメアの形成領域は、セントロメア特異的に形成されるCENP-Aを含むヌクレオソームによって決定づけられている。その際、CENP-Aと多数のセントロメアタンパク質の相互作用を介してセントロメアが構築される。本研究では、CENP-Aヌクレオソームに結合するCENP-Bのセントロメア構築における機能解明を目的とした。CENP-Bの機能として、CENP-BがCENP-Aヌクレオソームに結合することで、CENP-Aヌクレオソームの構造を変化させるのではないかと考えた。その点を明らかにするため、構造生物学的手法による解析に取り組んだ。本年度は、CENP-BのN末端領域のDNA結合ドメイン(DBD:DNA Binding Domain)を用いて、CENP-B DBD結合CENP-Aヌクレオソームのクライオ電子顕微鏡による単粒子解析に着手した。この手法では溶液中の構造を捉えることが可能である。観察に用いる複合体を急速凍結する際に、因子同士の結合を保持する必要があるため、架橋剤の種類の検討を行い、複合体の調製方法を確立した。 また昨年度には、CENP-B DBDがCENP-AのN末端領域と結合することを見出している。この結果を受けて、この相互作用がCENP-B DBDのDNA結合の安定化に寄与する可能性を考えた。その点を検証するために、CENP-AのN末端領域のペプチドを添加した際のCENP-B DBDとDNAの複合体の熱安定性を解析した。本解析では、CENP-AのN末端領域はCENP-B DBDのDNA結合の安定化に寄与しないという結果が得られた。したがって、CENP-AとCENP-B DBDの相互作用には別の意義があると考えられる。今後、異なる解析手法によってその相互作用の意義の解明が期待される。
|
現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|