研究課題/領域番号 |
16J12078
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
JUNG DOYUN 東京工業大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | AT / b-value analysis / Frequency / Attenuation / FRP / AT(b-value) / Fiber reinforced plastic / Fracture behavior |
研究実績の概要 |
「b値をFRP構造に適用する際の問題点」では,4種類のCFRP積層板とガラスクロスを有するGFRP板について引張試験を行い,発生源から異なる距離に設置した複数のセンサでAEを計測し,それぞれについて一般的なb値を算出している.そして,発生する損傷モードが単一でAEの周波数が狭帯域になる場合には,b値はAEの伝搬距離により変化しないが,様々な損傷モードが発生してAEの周波数が広帯域になるとb値は変化することを明らかにしている.その結果,FRP構造は一般に損傷度に応じて発生する損傷モードが変化することから,一般的なb値をFRP構造の損傷度評価に適用するのは難しいと結論づけている. 「FRPの劣化がb値に与える影響」では,FRP構造をAE試験で長期連続監視する際に,AEの伝搬媒体となる材料の劣化が一般的なb値に及ぼす影響を検討している.GFRP試験片に紫外線を照射して劣化させ,引張試験を実施し,計測したAE信号から減衰係数を求めて紫外線照射時間との関係を求めた結果,紫外線照射によって減衰係数が変化し,これがb値に影響を及ぼすことを明らかにしている. 「FRPの損傷度評価のための修正b値」では,FRP構造に適用可能な修正b値を提案している.修正b値は,複数のセンサで計測したAE信号から発生源におけるAEの振幅を推定し,それを用いて発生源におけるAEの振幅分布を推定して求めるもので,AEの伝搬距離や材料劣化の影響を受けない.提案した修正b値の適用性をGFRP試験片の引張試験で得たAE信号を用いて検証し,その有効性を実証している.
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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