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植物寄生性センチュウの感染機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16J40067
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 植物分子・生理科学
研究機関熊本大学

研究代表者

光増 可奈子  熊本大学, 先端科学研究部, 特別研究員(RPD) (00711839)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード植物寄生性センチュウ / 根こぶ形成 / 誘引物質
研究実績の概要

本研究では、植物寄生性センチュウの宿主植物への感染及びネコブ形成過程に注目し、植物根及び種子由来の線虫誘引物質の探索と、ネコブ形成に関与するセンチュウエフェクタータンパク質の作用機構、及び植物細胞内シグナル伝達機構の解析を平行して進めることで、センチュウ感染過程の分子機構の全体的な理解を目指している。本年度は、ネコブ形成に関わるセンチュウエフェクタータンパク質の果たす役割に関して、更に詳細に解析することにした。前年度までに、エフェクタータンパク質MjD15は、宿主植物の細胞質分裂を制御するANP-MAP65カスケードの構成因子である、ANP1, ANP2のキナーゼドメインと相互作用しており、且つ、ANP1, ANP2を活性化しないことが示唆されていたので、今回は、MjD15によるANP1, ANP2活性の抑制について検討した。まず、MAPKシグナル経路改変酵母株を用いた機能評価や、ベンサミアナタバコの自己免疫応答系の働きを利用した、ANP1, ANP2のキナーゼ活性の抑制効果の評価を試みたが、適切な評価系が構築できなかった。そこで、次の方策として、各因子のタンパク質を用いたキナーゼアッセイ系による評価を試みた。まず、プロトプラストに各因子の発現プラスミドを導入したが、MjD15のプロトプラスト内での発現量が十分に得られなかったので、in vitro転写・翻訳系を用いて発現させることにした。現在、各々のタンパク質の発現とそれらの相互作用を確認し、キナーゼアッセイによって、MjD15のANP1, ANP2活性へ及ぼす影響の評価を試みている段階である。MjD15の機能の解明には至らなかったものの、評価系の構築と改善により、MjD15がANP-MAP65経路をどのように修飾し、ネコブ形成に寄与しているのかを明らかにするための足がかりを得ることができた。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Functional characterization of dopamine and neuropeptide G protein-coupled receptors from the silkworm Bombyx mori by aequorin bioluminescence-based calcium assay2017

    • 著者名/発表者名
      Ohta Hiroto、Mitsumasu Kanako、Yaginuma Toshinobu、Tanaka Yoshiaki、Asaoka Kiyoshi
    • 雑誌名

      ACS Symposium Series

      巻: 1265 ページ: 109-126

    • DOI

      10.1021/bk-2017-1265.ch006

    • ISBN
      9780841232600, 9780841232587
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 植物寄生性線虫の生体アミン受容体の単離と解析2018

    • 著者名/発表者名
      光増 可奈子,澤 進一郎,太田 広人
    • 学会等名
      日本農芸化学会2018年度大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] サツマイモネコブセンチュウの巨大細胞形成過程におけるエフェクターたんぱく質MjD15の機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      光増 可奈子、豊島 主峰、山口 泰華、石田 喬志、澤 進一郎
    • 学会等名
      日本農芸化学会2017年度大会
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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