研究課題/領域番号 |
16J40260
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
松本(古謝) 麻耶子 沖縄県立芸術大学, 芸術文化学研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モザンビーク / アフリカ / 楽器 / ティンビラ / 民族音楽学 / ショピ / アフリカ音楽 |
研究実績の概要 |
2018年度は、学会発表(日本アフリカ学会、民族藝術学会)、2度の現地調査を行った。 4月の民族藝術学会学術大会では、前年度の3月に行った調査をもとに、国外の文化機関とティンビラ奏者間のネットワークや、コラボレーション音楽創作の実態について発表した。首都のショピ・コミュニティの奏者は、ザヴァラ郡の奏者と同様に国内の文化機関からの支援はほとんど受けていないが、ヨーロッパの文化機関との関係が密接であること、頻繁に海外公演やコラボレーション作品制作が行われていること、その中でショピ音楽の「伝統」の解釈とそれをもとにした表現の追求が試みられていることを述べた。また、こうした試みがザヴァラ郡のティンビラ演奏の活性化や変容に与える影響についても考察した。 5月の日本アフリカ学会学術大会では、ティンビラ製作のプロセス、調律についてポスター発表を行った。ティンビラ製作を行う職人はザヴァラ郡に集中しているが、製作依頼者は主に首都に住むショピ・コミュニティの奏者や外国人であり、彼らは自らが生み出した演奏スタイルに合わせたティンビラを特注していること、こうした理由からティンビラの調律や鍵盤数などが多様化してきていることを述べた。 今年度の8月には、ショピ固有の音楽概念に関する調査を行った。先行研究に記述されたショピの音楽用語や音楽概念の説明が、現状と異なっている部分について明らかにした。また、ティンビラの調律についての調査も引き続き行った。2月に行った調査では、「アーティスト」として演奏活動を行う首都の奏者と民俗芸能としてティンビラを演奏するザヴァラの奏者との関係性、特に曲の借用に着目した調査を行った。。2月に行った調査で、現地研究者や海外研究者との研究交流を行い情報交換を行うことができたことは大きな成果であった。今後いかに研究成果を現地に還元していくかについても現在議論を進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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