研究課題/領域番号 |
16K00004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 健洋 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (40431548)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アルゴリズム / グラフ理論 / 近似 / グラフ / 運搬経路問題 / 近似アルゴリズム / 近似不可能性 / 情報基礎 |
研究成果の概要 |
サービス受給側の不満度を評価対象とする比較的新しい設定の運搬経路問題について,入力グラフの構造を利用したアルゴリズムの開発を行い,それと対比をなす計算困難性や近似不可能性の証明も行った.加えて,問題設定の一般化を行うことで,開発手法の拡張を考察し,アルゴリズム手法の整備を行った.特に,本研究の木に対する近似手法は,近似解の精度をアルゴリズムの利用者が任意に指定することができるため,精度の観点からは最良といえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運搬経路問題は長年盛んに研究されてきたが,既存研究ではサービス提供側のコストを評価対象とすることが多かった.それに対し本問題は,サービス受給側の不満度を評価対象とする比較的新しい設定の問題である.本研究の成果により,入力グラフのどのような構造が本問題を計算困難にしているのか詳細な解析が与えられた.また,効率のよい近似手法を開発することで,入力グラフは限定されるものの,理論保証された精度の近似解を得られるようになった.
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