研究課題/領域番号 |
16K00007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
中西 正樹 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (40324967)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 量子計算機 / 量子オートマトン / 量子計算機シミュレータ / 量子アルゴリズム / 量子コンピュータ / 量子コンピュータシミュレータ / affineオートマトン / カウンタオートマトン / 量子計算モデル / FPGA / GPGPU / 情報基礎 / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
メモリアクセスに制約のある量子計算機の能力の理論的な解析を行った.具体的には,特定の量子オートマトンを取り上げ,ある言語について,量子オートマトンで認識できるが,対応する古典オートマトンでは認識できないことを示した.これにより,量子オートマトンでは計算できるが古典オートマトンでは計算できない関数が存在することが言え,量子計算機の優位性が示す成果を得た. また,量子計算機の高速シミュレータの開発に関しても複数の成果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子計算機は従来の計算機と比べて高速に問題を解くことができるため,大きな注目を集めている.量子計算機は量子状態を利用するため,その実装には高度な技術が必要となる.そのため,将来,実用規模の量子計算機が実現される初期の段階では,その動作に様々な制約が課されることが予想され,特に量子メモリについては様々な制約の下でのみアクセスが可能になると考えられる.本研究成果は,そのような実現初期段階の量子計算機を効率的に使うための指針となりうる.
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