研究課題
基盤研究(C)
より難しい問題を解くには,より多くの計算時間や記憶領域が必要になることは直感的に明らかである.計算時間や記憶領域などの計算資源をどのくらい使用すれば,どの程度の難度の問題が解けるのかを理論的に解明するのが,計算量クラスの階層性の研究である.本研究では,各種の組合せ問題の理論的難しさを探究し,幾つかの問題がNP完全になることを証明した.また,多角形の内部をくまなく監視するための警備員の配置アルゴリズムの設計や計算複雑性を解明した.
理論計算機科学の分野で最も重要かつ有名な未解決問題はP≠NP予想の証明である.本予想は,ミレニアム懸賞問題としてアメリカのクレイ数学研究所によって100万ドルの懸賞金がかけられている7問題の一つである.本研究では,どのような問題がNP完全になるのか,または多項式時間で解ける問題のクラスPに属するのかを探究することで,予想の証明の手がかりを探った.その結果,十数個の組合せ問題がNP完全になることを解明できた.
すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 4件)
IEICE Transactions on Information and Systems
巻: E105.D 号: 3 ページ: 508-516
10.1587/transinf.2021FCP0001
130008165595
IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences
巻: E105.A ページ: 1-8
Lecture Notes in Computer Science, Springer-Verlag
巻: 13174 ページ: 111-122
10.1007/978-3-030-96731-4_10
巻: 13034 ページ: 175-185
10.1007/978-3-030-90048-9_14
巻: E104-A ページ: 1-8
巻: E103.A 号: 10 ページ: 1183-1192
10.1587/transfun.2019DMP0002
130007920259
巻: E103.D 号: 3 ページ: 500-505
10.1587/transinf.2019FCP0004
130007804165
Lecture Notes in Computer Science
巻: 12049 ページ: 146-157
10.1007/978-3-030-39881-1_13
巻: E102.A 号: 9 ページ: 1118-1125
10.1587/transfun.E102.A.1118
130007699568
巻: E101.A 号: 9 ページ: 1537-1540
10.1587/transfun.E101.A.1537
130007479526
Journal of Information Processing
巻: 26 号: 0 ページ: 358-361
10.2197/ipsjjip.26.358
130006707935
電子情報通信学会論文誌D 情報・システム
巻: J100-D 号: 12 ページ: 974-977
10.14923/transinfj.2017JDL8016
巻: E100.D 号: 7 ページ: 1521-1525
10.1587/transinf.2016EDL8251
130006792955
巻: E99.A 号: 6 ページ: 1145-1148
10.1587/transfun.E99.A.1145
130005154236