研究課題/領域番号 |
16K00021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
藤原 暁宏 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (10295008)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アルゴリズム / ナチュラルコンピューティング |
研究成果の概要 |
ナチュラルコンピューティングの一つとして,生態系を並列分散処理システムのハードウェアとみなし,このシステムを統合的に制御して問題の解を求める計算モデルとしての研究が注目を集めている. 本研究では,従来の研究では考慮されることの少なかったナチュラルコンピューティングにおける様々な不確実性や制約条件を検証し,実現可能性を考慮した計算モデルの計算能力の検証や,現実的な制約を考慮した効率の良い計算手法の提案を行った.また,並列処理を用いて提案計算モデルのシミュレータの開発を行い,このシミュレータを用いて提案アルゴリズムの正当性,及び,実効性の検証を行なった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,生物の細胞の生命活動やDNAの性質などの自然界のシステムを計算に用いるナチュラルコンピューティングにおいて,現実的な制約を考慮した問題解決のためのモデルの提案を行うとともに,効率のよい問題解決の手法(アルゴリズム)の提案を行った.これにより,従来の計算機では正確な解を求めることが非常に困難である問題に対して,実用的な時間で問題を解くナチュラルコンピューティングのアルゴリズムを提案できたことになる.また,提案したモデルに対して,高速に動作するシミュレータの開発を行い,このシミュレータを用いて提案アルゴリズムの実際の有効性の検証も行っている.
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