研究課題/領域番号 |
16K00024
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
今井 桂子 中央大学, 理工学部, 教授 (70203289)
|
研究分担者 |
森口 昌樹 中央大学, 理工学部, 准教授 (10525893)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 計算幾何学 / 計算位相幾何学 / 動的ラベル配置 / 路線図自動生成 / 錯視立体 / ラベル配置問題 / 路線図の自動描画 / 経路探索 / 警備員巡視路問題 / 大規模路線図の自動生成 / 多義立体 / 幾何情報処理 / 動的ラベル配置問題 / 多視点ワイヤーアート / 位相幾何学 / 地下鉄路線図の自動生成 / Reebグラフ |
研究成果の概要 |
本課題では,計算幾何学や計算位相幾何学の分野におけるアルゴリズムやデータ構造に関する研究を行ってきた.地理情報システムにおいては非常に多くの幾何情報を扱わなければならず,また,地図の拡大縮小に伴い実時間での解法が求められる.さらに,対象物が移動するという動的環境で問題を解くことが多い.したがって,本研究で扱う動的環境における幾何的問題として,地理情報システムに現れる問題を取り上げ,それらを最適化問題として定式化し,解法を提案した.計算位相幾何学の分野においては,物体の位相構造を扱う問題としてReebグラフや3次元錯視立体に関する研究を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では大量の幾何情報を効率よく扱うためのアルゴリズムやデータ構造を研究する分野である計算幾何学と,物体の構造を表現する位相構造をコンピュータで扱う分野である計算位相幾何学における問題を研究してきた.特に,地理情報システムにおいてはモバイル端末で地図を扱うことが一般的となり,動的なデータ処理を効率的に行わなければならない場面が多くなっている.3次元物体はデータ量が多く,構造を抽出してデータを削減する必要もある.理論的な問題の定式化手法や解法を提案しているという点,現実的な問題を解決することを念頭に幾何学的データを処理する問題の解法を与えていることから,学術的意義,社会的意義があると考える.
|