研究課題/領域番号 |
16K00048
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 公益財団法人放射線影響研究所 (2019) 広島大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
山村 麻理子 公益財団法人放射線影響研究所, 統計部, 研究員 (60525343)
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研究分担者 |
藤越 康祝 広島大学, 理学研究科, 名誉教授 (40033849)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 時空間統計解析 / 変化係数モデル / 多変量解析 / 情報量基準 / スパース推定 / 一般化加法モデル / 情報量規準 / 時空間データ解析 / Fused lasso / データの偏り / 区間推定 / 正準相関変化係数モデル / 多次元地理経時データ / 変数選択 / ミンククジラ / 統計数学 / 海洋生態 |
研究成果の概要 |
空間データの分析に利用されている変化係数モデルについて,複数の目的変数に対応できるように拡張した正準相関変化係数モデルを作成し,ノルウェー国立海洋学研究所が管理する北東大西洋におけるミンククジラの身体状態の時空間データに応用した.推定結果は海洋環境や海洋生態からみた現状が反映されており,国際捕鯨委員会で報告された.しかしながら,データが偏った位置で収集されていることから,推定方法にはさらなる改良が必要で今後の課題として研究を続けたい.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
時空間統計分析の新たな手法が提案され,複数の目的変数を用いた推定が可能となった.北大西洋におけるミンククジラの脂肪厚の時空間的な差異を明らかにしたことで,クジラの栄養状態や海洋生態系の状況を緯度と経度で示す位置,年,および季節の効果を交えて把握でき,海洋環境における重要な情報を提供することができた.本研究の推定結果が国際捕鯨委員会での報告会で取り上げられ,各国にミンククジラの生態の様子を伝える一助を担った.
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