研究課題/領域番号 |
16K00093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
荒堀 喜貴 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (50613460)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 並行処理 / 並行バグ / プログラム解析 / 動的解析 / 実行時検査 / 並行ソフトウェア / 競合検査 / メタデータ処理 / メタデータ管理 / ソフトウェア信頼性 |
研究成果の概要 |
本研究は、並行ソフトウェアを実行時に正確かつ高速に検査する方式の実現を目的とする。ソフトウェアの実行時検査とは、ソフトウェアの実行状態を観測して得られるデータからバグや脆弱性を検出する技術であり、ソフトウェアの信頼性やセキュリティの向上に役立つ。しかし,従来の実行時検査は並行ソフトウェアに対しバグや脆弱性を正確かつ高速に検査できないという問題点があった。本研究はこの問題を解決することを目指し、主な研究成果として(1)並行処理の複雑属性を正確に捕捉するメタデータ表現と(2)並行処理の複雑属性表現上での高効率な競合検査と(3)多様な並行処理モデルを対象とする正確かつ高効率な並行バグ検査を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソフトウェアの信頼性及びセキュリティの研究分野で有望な技術として実行時検査が活発に議論されている。その中で、本研究は並行処理の正確かつ高速な検査という重要な問題を部分的に解決する一連の技術を提案した。この提案は当該分野の他の研究と異なる特徴と新規性を有し学術的意義がある。計算機ハードウェアの並列化の進展に伴い、並行処理は今後益々普及する一方でその信頼性とセキュリティの確保は困難な課題である。本研究の成果は並行処理のバグ及び脆弱性の正確かつ高速な検査を可能にするため、当該の研究分野への技術的貢献と社会への実用的貢献を生む。
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