研究課題/領域番号 |
16K00104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
河野 健二 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90301118)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ストレージ / NVDIMM / ジャーナリング / 信頼性 / 不揮発性DIMM / ファイルシステム / Linux |
研究成果の概要 |
ミッションクリティカルなサービスに限らず,あらゆるサービスに対し高い信頼性と可用性が求められるようになっている.本研究の目的は,不揮発性 DIMM (NVDIMM) という比較的新しいメモリ・デバイスを活用したレジリエント (resilient) なストレージ基盤を実現することである.ジャーナリング領域を NVDIMM 上で管理することによって,旧来は性能上の観点から実用的ではなかったデータジャーナリングのオーバーヘッドを低減し,さらにファイルの一貫性保持のために頻繁に同期的書き込みを行なっても高い性能を得ることが可能となった.特に,高いデータ保全性が求められるワークロードで効果が大きい.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いわゆる情報システムはすでに社会的インフラストラクチャーとなっており,信頼性の高いサービスを安価に提供することが求められている.本研究の社会的意義は,安価にデータの保全性を高める手法を確立した点にある.将来,クラウド・ストレージなどの信頼性向上およびより安価な実現手法として実用化されることを期待している.また,NVDIMM という比較的新しいデバイスを利用した点に特徴がある.NVDIMM はその利用法が活発に研究されており,本研究の内容は学術的にみても重要なものとなっている.
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