研究課題/領域番号 |
16K00107
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
滝本 宗宏 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 教授 (00318205)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 分岐発散 / GPU / 部分冗長除去 / 投機的移動 / 疎なコード移動 / PTX / プロファイリング / くくり出し / 大域値番号付け / 選択命令 / GPGPU / コード最適化 / CUDA / コンパイラ共通基盤 |
研究成果の概要 |
本研究では,コンパイラ共通基盤COINSの中間表現LIRから,GPU用コードPTXを生成することによって,COINS上でGPU向けの低水準最適化を開発できる環境を実現した.その過程で,LIRの配列を含む主要計算部をPTXへ変換する変換器をCOINSコンパイラ共通基盤に実現し,GPUで動作することを確認した.さらに,分岐発散を低減する手法を4つ実現し,最終的に,最大1.8倍の実行効率向上を実現した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPU 特有の問題に基づいたコード最適化器を,COINSに既存のLIR 上で開発できるようにすることは,複雑化しているGPU向けコード最適化器の開発を容易にする効果がある.特に,近年注目され始めた分岐発散の問題に関する進展は,大規模並列計算の性能向上に大きく貢献するものと考える.また,従来各中間表現に固定だったコード最適化器が,LLVM-IR とPTX の両方に適用できるようになることで,GPU 向けコード最適化に,新しいチューニング法の道を開く.
|