研究課題/領域番号 |
16K00120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
湯 素華 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (80395053)
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研究分担者 |
小花 貞夫 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (60395043)
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研究協力者 |
久保 信明
浜口 雅春
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歩行者測位 / 多センサ融合 / チャネル状態情報 / 歩車間通信 / 路側機 / 機械学習 / 高度道路交通システム(ITS) |
研究成果の概要 |
歩行者がGPS衛星に加え、周辺車両・路側機をアンカーとし、自端末の位置を算出する手法を検討した。 車両・路側機と歩行者の間のチャネル状態情報を利用して、機械学習で非線形再帰関数を学習させ、距離を推定する手法と、距離の誤差特性を考慮し、測位演算中重みづけを行う方式を提案・評価した。また、受信機の時間分解能が測位精度への影響を評価した。さらに、歩行者自身の移動速度、車両・路側機・衛星との距離をKalman filterで融合して測位する手法を提案した。レイ・トレーシング・シミュレーションにより、都市部環境では、GPS衛星測位手法と比べて、測位誤差を大幅に低減できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、歩行者端末により得られた衛星信号、車両・路側機の無線信号、加速度センサ情報など多様な計測情報の融合により歩行者の位置情報・危険度合判定の精度を向上させるものである。数多くの車両・路側機をアンカーとすること、誤差要因である反射波の影響を除外し直接波のみを測位演算に利用すること、センサ情報を誤差特性に従って融合することは、これまでにない独創的な研究である。本研究の成果は、歩行者の交通事故の低減のみならず、電波使用の効率化、生活環境の快適化などに大きく貢献できる。
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