研究課題/領域番号 |
16K00142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
榎戸 智也 立正大学, 経営学部, 教授 (10360158)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報システム / 情報通信工学 / 計算機システム / 省エネルギー / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
仮想マシンを利用したクラウド・システムは,高い拡張性から分散システム構築のための基盤として広く利用されている.一方で,システムの大規模化や利用者データの大容量化に伴う電力消費量の増大が問題となっており,省電力化が重要な課題となっている.本研究では,実サーバ上で稼働した複数の仮想マシンで応用プログラムを実行した場合の仮想マシンの計算モデルと実サーバの電力消費モデルを定義し,定義した計算モデルと電力消費モデルをもとに,クラウド・システムで応用プログラムを実行する場合にシステム全体の消費電力を低減し,かつ応用プログラムの要求するサービス品質を満たす仮想マシンを選択する負荷分散アルゴリズムを提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クラウド・システムは,新たな情報システム基盤であり,国内外の企業もクラウド・システム用いた各種サービス提供を事業化している.一方で,システムの大規模化やデータ量の増加等に伴う消費電力量の増大が問題となっている.本研究では,ハードウェアの消費電力特性だけでなく,ソフトウェアの実行も考慮した実サーバの電力消費モデルを提案する点で特色がある.また,応用プログラムが実行されている稼働中の実サーバの消費電力を削減できる点で新規性がある.本研究の実現により,大規模性,拡張性に優れたクラウド・システムを電力消費の観点からも有効な情報システム基盤として発展させることができる.
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