研究課題/領域番号 |
16K00148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤澤 誠 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (90508409)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コンピュータグラフィックス / 数値シミュレーション / 粒子法 / 流体力学 / 流体シミュレーション / 固体境界 / 自由表面境界 |
研究成果の概要 |
数値シミュレーションとは現実世界の現象を数値計算によりコンピュータ内で再現する技術であり,特に近年ではCG分野では欠かせない技術になっている.本研究では,粒子法と呼ばれる数値シミュレーション技術を拡張することで,実験室レベルの単純なシーンだけではなく,より複雑な形状・現象を伴う現実世界の自然現象のコンピュータシミュレーションを可能とした.ボロノイ領域を用いて粒子法における固体境界処理の問題を解決し,熱移動と化学反応を考慮することでよりリアルな炎のシミュレーションを可能とした.また,粒子法による大規模な波のシミュレータとそれに基づく海岸地形生成,複数流体の正確なシミュレーション手法も開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
粒子法は主に水や空気などの流体をコンピュータ内でシミュレーションし,その運動を再現するために用いられている技術である.この研究ではその粒子法を拡張し,現実世界の複雑な形状・現象に対応させ,結果として正確な境界形状表現を可能とし,更に燃え広がる炎や海の波のような大規模なシーンを高速にかつリアルに計算可能にした.このように粒子法をより広い範囲の現象に適用可能にした点に研究の意義がある.
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