研究課題/領域番号 |
16K00183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
面 和成 筑波大学, システム情報系, 准教授 (50417507)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | セキュアクラウドストレージ / ネットワーク符号 / メッセージ認証子(MAC) / 準同型MAC / データ認証 / 認証子 / 準同型性 / 第三者検証 |
研究成果の概要 |
本研究では,クラウドストレージにおいて,ネットワーク符号ベースの取り出し可能性証明 (POR)に基づいた軽量なデータの監査及び修復を実現する手法を提案した.その中で,クライアントがデータの修復手続きから解放される“直接修復”の仕組みを新たに提供すると共に,データの監査を行う第三者監査機関(TPA)を導入する.TPAは,クライアントの代わりにクラウドサーバに保存されているデータの可用性と完全性を共通鍵暗号ベースで検証する第三者機関であり,クライアントはデータ監査プロセスから解放される.さらに,データの動的処理(データの更新・挿入・追加・削除)が可能なPOR方式を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
データ同士の演算が必要なデータ認証プロトコルにおいては,認証子同士の演算を可能にする準同型認証子が重要な暗号要素技術となっている.例えば,クラウドシステムにおける効率的なデータ認証プロトコルを構築する際,データの変更に伴って認証子も変更する必要があるため,準同型認証子を適用することは非常に有効である.本研究では,利用者の手を離れて認証子同士の演算を行うようなクラウドストレージにおいて,準同型認証子を応用することによって,データの認証のみならずデータの修復までを実現するPOR方式を新たに提案した.
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