研究課題/領域番号 |
16K00187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中西 透 広島大学, 工学研究科, 教授 (50304332)
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研究協力者 |
野上 保之
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高機能暗号 / プライバシー保護 / 検索可能暗号 / 暗号状態計算 / レピュテーション / 匿名認証 / 暗号・認証等 |
研究成果の概要 |
クラウドコンピューティングでは,サーバ管理者による情報漏洩がありうるため,従来の暗号技術より高度な機能をもつ高機能暗号の研究が盛んに行なわれている.しかし,そのような高機能暗号の一つである検索可能暗号では,サーバが検索されるキーワードを推測できてしまうという安全性の問題がある.また,サーバでの暗号状態計算を検証する方式が提案されているが,大量の公開パラメータを必要とする問題がある.本研究では,キーワード推測を防止した検索可能暗号を提案する.また,公開パラメータサイズを大きく軽減した暗号状態計算検証方式を提案し,レピュテーションシステムへ応用する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、従来の方式では実現できていなかった,クラウド環境における検索可能暗号の新しい安全性の実現,および暗号状態計算検証における公開パラメータサイズの削減である.さらに,方式提案だけではなく,安全性保証とともに,プライバシー保護技術への応用や実装も意義があるといえる.本研究により,安全性と効率性を両立したクラウドコンピュティングの実現が可能となると考える.
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