研究課題/領域番号 |
16K00198
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
|
研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
江村 恵太 国立研究開発法人情報通信研究機構, サイバーセキュリティ研究所セキュリティ基盤研究室, 主任研究員 (30597018)
|
研究分担者 |
花岡 悟一郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (30415731)
Attrapadun Nutt 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (40515300)
松田 隆宏 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60709492)
林 卓也 国立研究開発法人情報通信研究機構, サイバーセキュリティ研究所セキュリティ基盤研究室, 主任研究員 (70739995)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 鍵失効機能付きIDベース暗号 / 鍵失効機能付き属性ベース暗号 / 署名鍵有効期限付きグループ署名 / 鍵失効機能付きグループ署名 / 鍵失効可能IDベース暗号 / 鍵隔離公開鍵暗号 |
研究成果の概要 |
電子データを安全にやり取りする上で必要不可欠な技術の一つとして, 暗号理論が知られている. ただし暗号自体は秘密鍵が漏洩しない状況での安全性を保証しているに過ぎないため, 鍵漏洩対策は必須であるといえる. そこで本研究では, 次世代暗号に適用可能な鍵管理方式の提案を行う. 具体的には, 効率的な鍵失効機能を持つIDベース暗号/属性ベース暗号/グループ署名を提案する.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代暗号では, 既存暗号に比べ秘密鍵を様々な用途に使用可能であるがゆえに, 鍵漏洩が及ぼす影響が甚大であるという懸念がある. 実際に問題が発生した例として,不正コピー防止技術HDCPおける鍵漏洩事件が知られている. これはTwitter上でIntel Global PRと名乗るユーザがHDCP用製品のデバイス鍵を作成可能なマスター鍵を拡散した事件である. ここで問題なのは, たかが一つのマスター鍵漏洩が全てのユーザに影響し, そのため攻撃者の鍵入手利益が非常に大きいという点である. この事例から明らかなように, 適切な鍵管理対策を行うことは急務である.
|