研究課題/領域番号 |
16K00200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
川端 康弘 北海道大学, 文学研究科, 教授 (30260392)
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研究協力者 |
佐々木 三公子
高橋 文代
金 聖愛
笠井 有利子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 色彩認知 / 個人差 / 色識別力 / 知覚学習 / 熟達性 |
研究成果の概要 |
色認知特性の変化を検討するためには抹消の色覚の静的特性に注目するだけでなく、可塑性の高い高次視覚系における色処理系の動的特性を考慮する必要がある。本研究は色知覚に適した時空間構造の刺激を用いて、色認知の熟達化や個人差を測定する心理学的実験や調査を行い、高次色彩認知における動的過程を明確にすることを目的としている。人間の一般的活動に通じる高次色処理過程の融通性の高い特性をいくつかの側面から明確にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
被服やデザイン関係など厳密な色見本を使いながら就労している人、写真や絵など趣味として色彩を嗜む人は身の回りに意外に多くいる。それらの人たちの色彩認知の特性はこれまであまり検討されてこなかった。今回、健常な色覚を持つの人々においても色識別力に大きな個人差があることが示されたことから、色彩認知における学習や熟達の過程が存在することが認識された。実際に仕事や趣味を通じて私たちの色を見極める能力は向上する可能性が示された。
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