研究課題/領域番号 |
16K00201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
和田 裕一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (80312635)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 視線行動 / 眼球運動 / マンガ / 個人差 / 視線計測 / アイトラッキング / 信頼性 / 性格特性 / 共感性 / 自閉症傾向 |
研究成果の概要 |
マンガの読み方には読み手の性格や認知傾向が反映するという仮説に基づき、マンガを読む際の個人差の様態を視線行動から明らかにすることを試みた。実験では、参加者に複数のマンガ作品を自由に読んでもらい、その際の視線行動を計測し、読み手の性格傾向や認知特性との関連を分析した。その結果、マンガを読む際の視線行動は個人差を測る指標として一定の信頼性を有すること、いくつかの眼球運動指標は性格傾向や認知スタイルとの間に有意な関連を示すことが示された。マンガを読む際の視線行動から読み手の個人差を推定することが可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マンガを読む際の視線の動きが読み手の性格特性や認知特性と関連することが明らかになった。本研究の成果は、これまでほとんど明らかにされていないマンガ読みの認知メカニズムの解明に寄与するだけでなく、マンガを利用した性格テストや自閉症傾向等の簡易スクリーニングテストの開発につながることが期待される。
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