研究課題/領域番号 |
16K00229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
黒岩 眞吾 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (20333510)
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研究分担者 |
堀内 靖雄 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30272347)
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研究協力者 |
村西 幸代
古川 大輔
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 失語症 / 呼称訓練 / 慢性期 / コミュニケーションロボット / タブレット / ACC / 語想起支援 / 音声認識 / 語想起 / PACE / 話者認識 / PACE / 音声言語処理 / 言語聴覚士 / コミュニケーション支援 / 音声対話 |
研究成果の概要 |
従来、慢性期では大きな改善が期待できないと言われていた失語症の言語訓練において、対話ロボットでの継続的かつ高頻度の呼称訓練により呼称の改善が見られることを示した。 言語聴覚士(ST)が失語症を持つ人から単語を引き出す会話から、その戦略を抽出しタブレット端末上のアプリとして実装しその効果を示した。特に、動画を用いたナースコール説明アプリ、置き場所をタブレット上で再現した思い出し支援及び訓練アプリ、Yes/No質問による単語思い出し支援アプリなどに有用性が認められた。また、回答に誤りを含むことを想定した上で、質問回数最小で回答に至る質問選択アルゴリズムを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のフィールドテストにより、失語症を持つ人に対してICT機器による高頻度の言語訓練に有効性が認められたことから、絵カードを用いた呼称訓練アプリ「ActVoice Smart」(Androidタブレット・iPad向け)を技術移転先企業を通じ無償公開することができた。さらに、「ActVoice for Pepper」(対話ロボット)や「ハナセル」(言語訓練タブレット:絵カードを用いた呼称訓練に加え、思い出し支援の技術を活かしたヒント提示による語想起訓練を含む)を千葉大学知財活用ベンチャーを通じて社会実装するに至った。
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