研究課題/領域番号 |
16K00240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
末竹 規哲 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (80334051)
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研究分担者 |
内野 英治 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (30168710)
田向 権 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 准教授 (90432955)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高齢者視覚変化モデル / 画像・映像強調アルゴリズム / 画像情報処理 |
研究成果の概要 |
人間の視機能は,加齢により低下する.例えば,光を取り込む量が減少し,視野が暗くなる.また,コントラスト感度が低下し,物体が霞んで見える.特に,高い周波数であるほどコントラスト感度の低下は顕著となる.本課題では,高齢者の視覚特性を考慮した明度変換と高周波数成分の増幅を目的とした画像の強調法を提案した.具体的には,トーンマッピングにより,色域内での処理を保証した明度変換を行い,感度減衰曲線の逆数に基づいた鮮鋭化を行った.種々の画像を用いた実験を行い,提案手法の有効性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
画像・映像処理の分野では古くから様々な方法が研究されているが,加齢による視覚特性変化を考慮した画像・映像強調手法に関する研究はあまり例がなく,本研究の実施は学術的に意義深い.また,全世代総ディジタル化社会においてディジタル表示デバイスの利便性(明視性,視認性)を向上させることは,人類のQuality of Lifeを直接的に向上させることになる.そのため,本研究の社会的な意義は大きい.
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