研究課題/領域番号 |
16K00256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
片岡 章俊 龍谷大学, 理工学部, 教授 (20528682)
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研究協力者 |
安枝 和哉 龍谷大学, 大学院理工学研究科, 院生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エリア収音 / 高品質収音 / 雑音抑圧 / Wienerフィルター / マイクロホンアレー / 音源方向推定 / 音源分離 / 音源位置推定 / Wienerフィルタ / 情報システム / 情報基礎 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は複数のマイクロホンアレーを用いて所望の音のみを高品質に収音する技術の確立である。目的音声の周囲には雑音が存在するため、目的音声はそれら雑音に混ざって収音され、聞き難くなる。本研究では、目的音声を複数のマイクロホンアレーを用いて高品質に収音するため、音響環境に応じて各マイクロホンアレーの設置位置の違いを利用して取得すべき音響情報の検討とその取得手法を検討した。音源の位置に基づいて使用するマイクロホンアレーを選択する手法と複数のマイクロホンアレーによるMV 法を組み合わせた手法を提案し良好な結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
目的音源の周囲に雑音が存在する音響環境において、所望の音のみを高品質に収音することが望まれている。多様な雑音の条件において、設置位置の異なる複数のマイクロホンアレーを用い、それぞれのマイクロホンアレーで異なる収音手法を用いて処理することにより、設置位置や収音手法の特徴を用いた最適な処理手法を提案した。本研究成果の意義はマイクロホンアレーの設置位置の違いとそれぞれの収音手法の特徴を生かし高品質な収音を実現したことである。また、本研究の成果をAIスピーカやロボットの聴覚機能として用いることにより、従来は困難であった騒がしい音響環境においても高性能な収音が可能となる。
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