研究課題/領域番号 |
16K00265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 熊本大学 (2017-2018) 筑波大学 (2016) |
研究代表者 |
嵯峨 智 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (10451535)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / インタラクション / バーチャルリアリティ / 触覚ディスプレイ / 剪断力 / 熱放射 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,情報化された仮想物体への直感的な双方向触覚インタラクションを実現する触覚提示手法の確立である. 静電気力ディスプレイでは,触覚の知覚強度の評価実験を行うことで入力波形と知覚刺激との関連性や,オノマトペの関係を調査した.また,剪断力触覚ディスプレイでは,振動方向の独立制御により,再現性の高い触覚提示を実現した.また,空間中での熱放射による錯触覚提示システムとして,レーザ光源を用いたシステムなどを作成した.これにより多自由度かつ拘束なし,高速な応答性をもつ力覚ディスプレイのプロトタイプを完成させた.このように,多自由度双方向触覚提示手法の系統的な理論を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究分野における近年の触覚ディスプレイの多くは,人間の知覚特性としての錯触覚を用いたものが主流となりつつある.しかし,これらのデバイスはテクスチャ感の提示や,指一本への提示にとどまるなど,多自由度な力覚生成を実現できていない.そこで我々は仮想物体との触覚フィードバックを伴う直感的かつインタラクティブな操作の実現を目指した. 我々が提案する熱放射,剪断力による手法は操作者への拘束をなくすことができ,さらに多自由度での提示も実現する手法となる.本手法を確立することにより,インタラクティブな操作を実現できる触覚デバイスの制作も可能になる.さらに,視触覚が一致した情報インタフェースを実現できる.
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