研究課題/領域番号 |
16K00268
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
野嶋 琢也 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (10392870)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 物理メディア / 触覚インタラクション / 形状記憶合金 / バーチャルリアリティ / テキスタイル / エンタテインメント |
研究成果の概要 |
物理メディアとは,単純な動作をする一つまたは多数の実体(可動実体)の運動制御によるメディアである.可動実体の表面素材や配置・動作パターンに応じて,視覚的・触覚的に多様な表現が可能だが,従来は主に剛体素材を可動実体として利用していたため物理的制約が多く,その実現・利用は容易ではなかった.この問題に対して柔軟な形状記憶合金によるSmart Hair(SH)を開発し,それを可動実体として用いる物理メディアを開発した.本研究ではSHの物理特性を明らかにし,その運動精度の向上,小型化を実現.またSHを衣服など従来の物理メディアで不可能な対象物と組み合わせることで,その高い利用可能性を実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
携帯可能なほどの小型軽量かつ柔軟な物理メディアの実現,そしてそれを他の物体と組み合わせての利用の提案は,従来の物理メディア研究とは一線を画す独創的な点である.本研究の成果は,このような新たな物理メディアの特性を明らかにし,また多数の実装例を示すことを通じて,物理メディアにおける新たな領域の開拓に貢献している.また芸樹分野の専門家との共同プロジェクトによる衣服制作,ならびにオーサリングツール開発は,非専門家に対する物理メディア活用に道をひらくものであり,物理メディアの応用可能性を広げることに貢献している.
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