研究課題/領域番号 |
16K00273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
篠沢 一彦 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (80395160)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | CSCW / 肩乗り型ロボット / 肩乗りロボット / 遠隔作業支援 / ユーザインタフェース |
研究成果の概要 |
TEROOSを用いた遠隔作業を支援できる同方向型遠隔支援システムを構築した。 被支援者がロボットを装着し作業支援を受けるため、被支援者の作業を妨げず、また、人とロボットが同方向となるコミュニケーションであるため、遠隔支援者は、支援発話時に方向を含む指示の認知的負荷が少ない。しかし、遠隔支援時の障害がいくつかあり、本研究では、ロボットの操作と遠隔支援発話の両立の困難さ、また、遠隔支援における発話の長文化について、解決する機能を実装した。実現したシステムは、支援時の映像や音声や指示した物体の画像、さらに、ロボットの操作記録が残せることで、支援内容の分析などに利用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遠隔支援時の操作負担を軽減した同方向型遠隔支援の基盤システムと、同方向型遠隔支援におけるインタラクション記録の基盤を構築した。同方向型遠隔支援は、支援発話時の方向を含む指示の認知的負荷が少なく、被支援者に遠隔の距離感を緩和する効果が見られる。また、遠隔支援者の指示物の記録、支援者の発話タイミングなどを記録できるシステムは、従来になく、遠隔支援時の内容の分析、たとえば、遠隔支援者の発問間隔と被支援者の学習意欲への関係のモデル化などへの利用が期待できる。
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