研究課題/領域番号 |
16K00278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
石井 裕 岡山県立大学, 情報工学部, 准教授 (30372642)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / アバタコミュニケーション / インタラクション支援 / 身体的インタラクション / コミュニケーション支援 |
研究成果の概要 |
本研究ではまず,アバタの頭部動作に音声に基づくうなずき反応モデルによるうなずき動作を重畳合成したアバタ影を用いて,身体的引き込みアバタ影システムを開発して有効性を示した.聞き手側がアバタ影から受ける違和感を軽減することを目的に,アバタ影と植物型オブジェクトを同一空間で身体引き込み反応させるシステムを開発し,話し手・聞き手双方にとって良い支援につながる結果が得られた.また対話音声に基づいて盛り上がりを表現するアバタ影色システムを開発し,有効性を確認した.さらに観客キャラクタによる対話支援効果を検討するため,語りかけ実験によって対話非参与者による喧騒音および環境音の提示効果を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,通常行われている人同士の身体的コミュニケーションを背景に,遠隔においてもより効果的な対話を支援する身体的アバタを介したシステムの研究開発を進めた.音声に基づく反応動作の自動生成によるインタラクション支援は,アバタを介した対話においても有効に活用できる手法として確認できた.新型コロナウイルスの影響による遠隔でのオンラインコミュニケーション機会が日常化し,新たな社会生活様式として定着しつつある.本研究で得られた知見は,話者自身と対話相手との身体的な関係性において,同一空間内でかかわりが捉えられる手法によって遠隔でも時空間を共有し,つながりを実感できるシステム構築に貢献するものである.
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