研究課題/領域番号 |
16K00296
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
森 辰則 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (70212264)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 情報キュレーション / 自動要約 / 情報抽出 / 世界史論述問題 / 自然言語処理 / テキストマイニング |
研究成果の概要 |
意思決定におけるWebの利用が日常となる一方で、情報を取捨選択する負荷は大きい。ある主題に対し情報を収集・吟味し、分析結果を付記して、他者と共有するキュレーションサービスが注目されているが、人手に依存している。一方、文章間の関係を解説する文章がWeb上に少なからず存在する。我々は、文章間の関係を解説する文章を発掘し、文章を繋いでいくことにより得られる、文章を関係付けて理解するための情報複合体をキュレーションマップと呼ぶ。 本課題では、情報ナビゲーションを可能とするキュレーションマップの自動構築手法を開発するとともに、高度情報アクセスタスクの一例として大学入試論述問題の自動解答手法の開発を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般のWeb検索等を想定し、キュレーションマップ生成に基づき、まとめ回答を順位付けして示すとともに、まとめ回答に張られたリンクにより詳細回答へ至る俯瞰的な可視化が行える仕組を提案し、その有効性を示した。また、現実的で複雑な質問応答を目指して、大学入試問題の自動解答を検討した。同マップは論旨構造を考慮した要約とみなせるので、論述問題を解く際の情報編纂過程に関連すると考え、各種知識源を編纂し世界史論述問題に自動解答する手法を検討し、その有効性を示した。 これらの成果は、利用者の能動的判断を支援するために、Web上の情報を効率よく整理しナビゲートする仕組を提供する点において、学術的・社会的意義がある。
|