研究課題/領域番号 |
16K00309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
神尾 武司 広島市立大学, 情報科学研究科, 講師 (20316136)
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研究協力者 |
田中 隆博
三堀 邦彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マルチエージェントシステム / 強化学習 / 多船航路探索 / 海上安全 / 行動選択制限 / 参照航路 / 航路改善 / ニアミス回避 / 機械学習 / ニアミス航路 |
研究成果の概要 |
本研究では,多船航路探索用マルチエージェント強化学習システム(MARLS)の海上交通アセスメントツールとしての価値を高めるために,参照航路に対して「不要箇所の検出」および「衝突発生(ニアミス)の原因究明」を可能とする2種類の多船航路探索用MARLSを新たに開発した.前者では,航路改善率に基づいて不要箇所を検出し,これに代わる改善航路を探索する方法を採用した.後者では,ニアミス回避開始限界点をニアミスの原因として推定し,それ以降の改善航路を探索する方法を採用した.計算機実験では,提案MARLSの性能を用途に応じて検証した.さらに,提案MARLSが実航路に対しても適用可能であることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では多船航路探索用MARLSの海上交通アセスメントツールとしての価値を高めるために,実航路に対して「不要箇所の検出」および「衝突発生(ニアミス)の原因究明」が可能な多船航路探索用MARLSを開発した.これにより,船舶工学以外の分野にも高度な海上交通アセスメントツールの重要性が啓蒙できる.この点に大きな学術的意義がある. 日本において海上物流の安全性と効率性の確保は産業界を支える必須条件である.さらに,港則法及び海上交通安全法の一部を改正する法律の施行(22年7月1日)に見られるように海上交通アセスメントツールの重要性は増している.本研究はこのような社会的要請に合致する.
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