研究課題/領域番号 |
16K00325
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 禎彦 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (20512354)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | シグナル伝達 / 最適制御 / 生物物理 / システム生物学 / 複雑系 / 生体ダ イ ナ ミ ク ス |
研究成果の概要 |
本研究課題では,最適原理に基づく細胞の動的情報伝達機構の解明を行った.研究成果としては,細胞の動的信号のデコードメカニズムを,最適原理により導いた.そのような最適なデコード機構が分子メカニズム的に実装可能であることを示した.また,細胞の拡散による影響を理論的に調べ,どのような場合に拡散が無視できるかを理論的に明らかにした.これらの結果は,国際査読付きジャーナル論文誌に発表した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最適なデコード機構が分子メカニズム的に実装可能であることを示したが,これにより,将来細胞に人工的な信号を受け取る分子メカニズムを実装する際に,最適なデコードが実装可能であることが分かった.細胞の拡散による影響を理論的に調べた研究では,細胞の動態をモデル化する際に,適切なモデル化の指針が与えられることが分かった.これにより,細胞の薬剤に対する応答のモデル化が効率的かつ正確に行うことが可能となる.
|