研究課題/領域番号 |
16K00352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能ロボティクス
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
岩城 護 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20262595)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 音認識 / 漸次的な認識法 / ベイズ推定 / ベイズ更新 / 環境音データベース / 感情音声 / 行動支援 / 骨導ヘッドフォン / 音環境認知支援 / データベース / 音源方向知覚 / 骨導ヘッドホン / 漸次的な音認識 / 音声等認識 / 行動環境認識 / 人間情報学 / 情報学 |
研究成果の概要 |
(1) 室内生活環境音調査を研究協力者一人あたり1週間実施した。行動に影響を与えたと思われる生活環境音の種類を分類した。それらを収録し、データベースを構築した。各収録音に対して聴取実験を行い、音の印象に対する評価を付した。 (2) 音が到着した直後から音認識を開始し残りの部分が到着するごとに認識の確信の度合いを更新していくことによる音認識法を提案し、感情音声と環境音に対してそれぞれ適用した。コンピュータプログラムによるシミュレーションの結果、所望の漸次的な認識が確認できた。 (3) 到来した音情報の提示法として骨導ヘッドフォンの利用について検討し、到来方向知覚のズレの発生とその補正法を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然な音声インターフェースのにとって、非言語情報の自動認識は重要な課題である。この認識は音の聴取と同時進行しなければならない。既存の手法は全収録後に認識といったバッチ処理的であるという欠点がある。本研究の特色は、この要件を満たす漸次的な認識手法を開発することである。その原型は、時々刻々と得られる短時間フレーム毎の認識をベイズ更新によって取り込みそれまでの認識結果を逐次更新していくことである。聴覚障がい者の行動支援機器の開発や、会話の進行に応じて適切な相槌を打ったり、話し手の感情を察して次の発話に備えたりすることができる、人間にとって自然な音声インターフェースの開発などに応用できる。
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