研究課題/領域番号 |
16K00381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
鳥居 一平 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (50454327)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 画像処理 / 自閉症 / アセスメントツール / 生体情報処理 / 特別支援教育 / 障害者支援 / 視線方向検出 / 感性情報処理 / 画像、文章、音声等認識 |
研究成果の概要 |
本研究では,近年急激に増加している自閉症スペクトラムを有する子供の診断のための客観性指標の開発を目的とした.眼部のピクセル重心を用いた視線動向の画素数変化量(数値)を求め,パスートによる被写体追従の場合,自閉症の被験者は視線が追えず外れてしまう.自閉症群と正常な定型型発達群との差異を明らかにし,客観的指標を確立した.さらに,分布を密度関数でデータを分析すると,自閉症と非自閉症の境界線上にある被験者の差異も明らかになった.この研究は自閉症の診断する児童精神科医師の補助的なアセスメントの指標となることができる.また,自閉症者の教育現場における学習効果や治療効果を評価することもできる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,眼部のピクセル重心を用いた視線動向の画素数変化量基に,自閉症スペクトラムの医師による主観的診断に補助的役割とした客観指標を確立することを目的とした.PCのフロントカメラを使用して,高精度な画像処理手法を開発し,自閉症群と正常な定型発達群を判断する客観的指標を確立した.この測定手法は,被験者を制限する必要がなく,15秒間のデータ取得で行われる.この測定は,行動観察を行わずにASDの可能性を示す点でもユニークで,児童の障害を発見し,適切な対応・教育のために有用である.
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