研究課題/領域番号 |
16K00389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
原田 耕治 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40390504)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | HIV-1 / エイズ / 代替療法 / 数理モデル / コンピュータシミュレーション / 変異原 / 生体生命情報学 |
研究成果の概要 |
現在、変異原による変異誘導によりHIV-1遺伝子を破壊する新規エイズ治療法(致死的突然変異生成法)の開発が欧米を中心に進められている。本研究では、同治療法の早期実用化を目指し、数理的アプローチから主に二つの結果を得た。一つは、変異原と既存の抗HIV-1薬(逆転写酵素阻害剤)の併用治療の有効性をシミュレーション実験により確認した。もう一つは、同治療によるHIV-1潜伏感染細胞の除去メカニズムを明らかにした。具体的には、変異原による治療下では、潜伏感染細胞が緩やかに減少することを示し、その減少速度を決定しているパラメータを同定することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
・致死的突然変異生成法に基づく新規エイズ治療法を確立するための有用な知見や、臨床実験を成功させるための具体的指針(実施条件等)を得るための理論を構築することができる。 ・多剤耐性HIV株の出現により既存薬による治療が困難なエイズ患者は今後益々増えてくると考えられる。そのような事態になる前に、新規のエイズ治療法を確立しておくことは大変重要であり、本研究で得られた知見を通して新規エイズ治療法研究の進度を加速化できる。
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