研究課題/領域番号 |
16K00455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
西澤 正己 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00281585)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大学 / 研究成果 / 報道 / 学術論文 / プレスリリース / 新聞 / オルトメトリックス / 引用数 / 計量情報学 / 科学計量学 |
研究成果の概要 |
近年、特に有力大学でプレスリリースの発表件数が急増していることがわかり、大学の研究成果の一般公表の積極姿勢が明らかになってきた。本研究では、プレスリリースの効果的な発信の条件に関して、プレスリリースが実際に新聞等に掲載された事案を基に、新聞の科学記事全体の特徴や原論文及びその分野や価値の方向性、産学連携状況、発表時の報道環境等を考慮し、その要因を定量的に明らかにすることを目的とした。今研究の結果、新聞への採択率はEigenfactorの高い高インパクトの雑誌や一般からの注目の高い一部の分野に偏ることがわかった。また、研究不正を除く外部要因の影響は小さいことも分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレスリリース発信には週の半ばや、月依存もあることが一般的には言われている。しかし、学術研究の報道に関してはこれらの影響が見られないことがわかった。しかし、新聞報道は新聞社の選択の影響がまだ大きく、一部の有名雑誌や一般の注目の高い一部の分野に偏ることがわかった。また、研究不正等の問題は社会への成果公表に、発表側・報道側ともに大きく影響を及ぼすことも分かった。これらを公平に報道していくためには、どのような方策をとったら良いかがこれからの課題となる。
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