研究課題/領域番号 |
16K00460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鈴木 俊哉 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (70311545)
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研究協力者 |
鈴木 敦
菅谷 克行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 説文解字篆韻譜 / 説文韻譜校 / 小徐本 / 説文解字繋傳 / 四庫全書 / 王昶旧蔵宋本説文解字 / 歴史情報 |
研究成果の概要 |
本課題の補助により、期間内に以下の成果物を公開できた。1) 『説文解字篆韻譜』『説文解字繋傳』小篆対照表 2) 『説文解字繋傳』諸本小篆対照表 3) 『説文解字繋傳』汪啓淑本影印データ 4) 『説文解字繋傳』小學彙函本影印データ 5) 『説文解字繋傳』函海本影印データ 6) 汲古閣本説文解字通行本・四庫全書薈要本小篆対照表 7) 『説文解字』岩崎本影印対比表 8) 『説文解字』平津館本五松書屋版影印データ 9) 萬暦本『説文解字五音韻譜』・汲古閣本説文解字小篆対照表。このうち1) 2)が当初目標としていたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の実施により、篆韻譜・小徐本の全数対応が第三者検証できる形で公開でき、それにより定量的に篆韻譜は大徐本成立以前の二徐の説文学の姿を残していると考えられることを示した。また、篆韻譜の字形を全て拾うことで、四庫全書本の小徐本の小篆字形が他のどの版本とも違うことについて一つの説明を提示することができた。また同時に、四庫全書本の内容が他本と違うことがすなわち書写の品質が低いからとは限らず、四庫学よりも広い範囲での書誌学研究の対象となりうる可能性を示した。 その他の成果としては、説文関係資料で参照されるものの影印出版が日本で流通していないもののデジタル画像を公開したことがある。
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