研究課題/領域番号 |
16K00463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 徹也 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (00323824)
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研究分担者 |
相場 亮 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (40317368)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歴史情報 / 翻刻支援 / 変体仮名 / 制約プログラミング / 文字認識 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、パターン認識と制約解消とを組み合わせて従来の手法では成し得なかった古文書の手書き変体仮名の文字認識を行い、手書き変体仮名で記述された古文書の翻刻を可能とすることである。本研究が目指すシステムは複数の文字認識結果の中から制約解消機能を用いて全体的に妥当な文字認識結果を選び出す。我々はその制約解消器をWebサービスとして実装し、さらにそれを利用するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を実現した。GUI上で指定した字の切り出し結果、文字の読み順、文字の認識結果とから制約充足問題を自動生成し、翻刻結果を視覚的に見やすい形で確認できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は古文書の翻刻作業を支援する技術に関するものである。古文書には現行仮名だけでなくその異体字である変体仮名も使われている。さらにそれらが崩された形で書かれている。そのため現代の日本人が古文書を読むことが困難になっている。本研究の特徴は、全体として自然な文となるように一文字ずつの文字認識結果を補正する点にある。このような技術によって古文書の内容がコンピュータで活用しやすくなる。
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