研究課題/領域番号 |
16K00496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
勝瀬 郁代 近畿大学, 産業理工学部, 准教授 (20373540)
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研究分担者 |
平島 ユイ子 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 准教授 (10637812)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 言語通級指導教室 / 発音練習 / 教育支援 / 遠隔システム / 構音検査 / 深層学習 / 発音評価 / 障害児教育支援 / 通級指導教室 / WebRTC / 構音障碍 / 遠隔診断 / 視覚化 / 遠隔構音検査 / 障碍児教育支援 / 発音障碍 / Webアプリケーション / テレケア / 教材開発 / 教育工学 / 通級指導 / 外部専門家活用 / 発音訓練 / 学習支援システム |
研究成果の概要 |
(1)深層学習による音素識別学習と児童への提示方法の検討、(2)学校と外部専門家間の映像通信システムの開発と評価を実施した。 (1)については、音声のスペクトル特徴量と音源特徴量を入力とし、音素または弁別素性ラベルを教師データとした多層パーセプトロンを学習した。そして、入力依存線形システムとしてのネットワーク特性に対して次元削減を行い、可視化した。音素や構音の位置/様式の識別性能を定量的に評価し、これらを十分に識別できる構造を有することを示した。 (2)については、遠隔構音検査システムを開発し、教員や児童を対象とした性能評価実験を行い、対面検査と同等以上の診断性能を有することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果と、過去の科学研究費(基盤研究(C)25350692)の成果物である「発音練習のためのアプリケーションシステム」を組み合わせることにより、言語通級指導教室で発音指導を受けている児童が、個々の児童の発達や障害、学習段階に合わせた練習内容に従って、家庭で発音の反復練習をできるようになり、かつ、発音誤りと調音の関係を自分で確認できるようになる。また、外部専門家が遠隔から定期的に児童の発音の状態を確認し、言語通級指導教室の教員や保護者の教育相談に対応するなど、言語通級指導教室と外部専門家間の効率的な連携を実現できる。
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